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zoom RSS 「忖度」の元祖は朝日新聞ではないのか。文化大革命の時を振り返ろう。

<<   作成日時 : 2017/05/04 05:45   >>

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 最近流行の言葉は「忖度」だ。大阪のある私立小学校の設立を巡って首相夫人が名誉校長を引き受けたこともあり、そのために用地買収で財務局がそれを「忖度」して極端に安い価格で落札出来たのではないかと言うときに出てきた。「忖度」という言葉自体はもちろん以前からあったが頻繁に新聞紙上を賑わすようになったのは近頃のことだ。
 「忖度」は辞書によれば「他人の心中をおしはかること」とある。ということは言葉では言っていないことでも、相手の気持ちは本当はこういうことだろうとおしはかり様々な便宜を図るということになる。
 ところで「忖度」がそのような意味なら、たとえばマスコミが本当はこれが真実だけれどもそれをそにまま書いたら相手が嫌な顔をするかも知れないから少し押さえてあるいはどうとでも取れるような書き方をしようというのは「忖度」そのものではないか。
 その典型例を中国の文化大革命時の「朝日新聞」に見る。文化大革命についてはネットででも調べて欲しい。日本人記者は他国の記者と比べて圧倒的に有利な立場で取材できた。漢字が読めるからだ。たとえば大学生たちが出した壁新聞だ。日本人記者たちは克明に読んで状況を把握し伝えた。しかし中国当局は真実が報道されるのを嫌い都合の悪い報道をする日本人特派員を国外追放にした。
 ただし例外があった。それが朝日新聞だ。朝日の秋岡記者だけが追放を免れた。中国の文化大革命時に北京支局長として、散々虚偽報道を垂れ流したのだ。その最たるものが林彪失脚説の否定だ。朝日の中国に対する取材態度は次に述べる当時の社長広岡知男に如実に表れている。「私が記者に与えている方針は『…こういうことを書けば、国外追放になるということは、おのずから事柄で分かっている。そういう記事はあえて書く必要がない…』こういうふうに言っている」と言っていた。
 つまり中国に都合の悪いことは書くなと言っているのだ。これは「忖度」そのものではないのか。真実を伝えると言っておきながら、記者には真実は書くなという、これ以上の矛盾はない。少なくともジャーナリズムの道からは外れている。そのお陰か朝日の記者で中国から国外追放になった者はいないようだが。
 真実を伝えないばかりではない。朝日の「忖度」を評価したのか中国は特別の取材許可を朝日の記者に出した。『中国の旅』を書いた本多勝一だ。本田はその本を中国がすべてお膳立てした語り部から聞いたことをそのまま書いた。新聞記者として必ずすべき「ウラ取り」は一切なかったしそのような時間的余裕はなかった。その記事を朝日はそのまま載せた。本の内容は日本非難だらけだった。つまり朝日はでたらめでもウソでも中国が喜べば平気で書いたのだ。 その後の日中間の関係あるいは日韓関係が悪化したときには朝日が必ずと言ってもよいくらい絡んでいる。
 この体質は今も受け継がれている。昨年亡くなった朝日の元主筆若宮啓文は自著の中国語訳出版記念パーティに昨年ではないがのこのこ出かけて行っている。中国訳を出してそのパーティを開く、これが何を意味しているかは本物のジャーナリストなら分かるだろうに。もっとも亡くなったのは北京のホテル内だというから奇妙な符合ではあるが。
 中国に対して配慮しているのは朝日に限らないが、朝日は特に酷い。他に対して「忖度」を言う前に自分たちの報道に「忖度」があったかどうか検証が必要だろう。
 
 

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