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zoom RSS フランスの大統領にマクロン氏、EUの分裂は避けられたが問題は山積だ。

<<   作成日時 : 2017/05/09 10:40   >>

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 フランス大統領決選投票結果はEU残留派のマクロン氏の勝利に終わった。投票前から優勢と伝えられていたが、ルペン氏にほぼダブルスコアの差を付けた。大統領にはなったが国内の分断の修復や経済問題そして移民問題と問題は山積している。対抗馬のルペン氏が率いる国民戦線もかつてない得票だった。6月の下院選挙でどれくらいの議席を獲得できるかという課題も残っている。
 とにかくEU残留が決まった事はヨーロッパにとっては良かった。もしイギリスのようにEU離脱となっていたらEU自体は分裂も同然だったからだ。選挙これで3月にオランダが残留を決定したし、9月に開かれるドイツの総選挙でも在留派が勝利すればEU分裂は避けられることになる。陸続きと島国の差が出たのだろうか。
 EU内では国としての自主性が失われるとしてEUの共通政策に対して不満が高まっている、そのスキを狙って各国で大衆迎合的なあるいは自国第一主義的な主張を掲げる政党の伸張が著しかった。しかしEUに留まった方が利益が多く存続すべきだという声の方が大きかったように思う。
 欧米人の気質を表す言葉に「イギリス人は歩きながら考える、フランス人は考えた後で走り出す、スペイン人は走った後で考える」があり、これは結構知られている。ここでスペイン人が入っているのはこれを言いだしたのがスペイン人の外交官マダリヤーガだからだ。またこれはジャーナリストの笠信太郎が取り上げて有名になった。
 イギリスがEU離脱を選択したのは歩きながら考えた結果なのだろうか。どうもそうは思えない。とにかく走ってみたら自分たちも思っていなかった結果になったというのが実情のようだ。フランスがEU残留を決めたのは考えた後で走ったからか。フランス人は今回は走らなかった、歩きながら考えて決めたように見える。先ほどの表現とは逆になったような印象を受けた。
 ある程度の大きさがないと世界での発言力は弱くなる。アメリカ一強時代には陰りが見えてきてはいるが依然として大国だ。最近では中国の存在感が増してきている。そのような時代に1国としてはせいぜい数千万人程度の人口しかもたないヨーロッパの国々はとても1国だけでは存在感を保てない、ある程度まとまった方が何かと有利だろう。ただしその結果異分子が混じってきたことも事実だ。
 これからEUはどの方向に進もうとするのか、若いフランス大統領はどれくらいのリーダーシップを発揮できるかまずはお手並み拝見というところか。
 
 

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