「安倍の葬儀はウチで出す」と故朝日主筆若宮啓文氏、それでは「朝日の葬儀は我々が出す」と言わねばならない。
安倍元首相が凶弾に倒れた。朝日は残念がっているだろう。なぜなら「安倍の葬儀はウチで出す」と故朝日主筆若宮啓文氏が言っていたからだ。もっともこの場合の「葬儀」とは首相辞任を指すのは明らかだが、昨今のマスコミの発言の一部切り取り報道に倣えば、実際に朝日で殺して、朝日が葬儀を出すと解釈されてもおかしくない。
さらに若宮氏は政治評論家の三宅久之氏との対談中に三宅氏が「朝日は安倍というといたずらに叩(たた)くけど、いいところはきちんと認めるような報道はできないものなのか」という問いに、若宮「できません」、三宅「何故だ」、若宮「社是だからです」という言っていたのだ。異常は小川榮太郎著『約束の日:安倍晋三試論』の中で述べられているという。
安倍叩きが社是とは恐れ入ったが、朝日の報道をずっと読んでいれば何となく分かる。若宮氏は2016年4月に中国で客死している。同年6月には森友学園の小学校予定地の売却が行われ、異例の安値で売却されたとして、いわゆる森友騒動が起き、その後にも加計学園の獣医学部新設で何らかの忖度があったとされる加計学園問題、両者合わせて「モリカケ」騒動になったのだ。あたかも若宮氏の遺志を受け継いだかのようだった。だが、安倍氏の関与は全面否定されている。あの報道の執拗さには辟易したものだ。
他にも安倍氏のやることに一々反対した。反対と言うよりはケチをつけたと言った方が正しい。ケチをつけるのに没頭したせいか、安倍氏のインド・太平洋をめぐる大きな構想にはほとんど触れなかった。
アメリカに中国軍備拡大の脅威を知らせたのは安倍氏だ。オバマ大統領は南シナ海は公海だから航行の自由があると言ってはいたが、米軍の軍船を航行させたのは僅かに数回だった。その間に中国は珊瑚礁を埋め立て8つの人工島を作り軍事基地化してしまった。中国の脅威をアメリカが真剣に捉え始めたのは次のトランプ大統領からだが、トランプ氏と安倍氏の関係はよく知られているところだ。
さらにはオーストラリアやインドを巻き込んでの大きな中国包囲網の構築、さらにはイギリス、フランスそしてドイツまでが軍艦を派遣するなどまさに安倍氏が描いたように事が進んでいる。
このような事ができるのも安倍氏が国内法を整備したからだ。集団的自衛権や多くの反対があった特定機密法、テロ等防止罪等を通した。これがあるからこそ機密情報が得られるようになってきて、ウクライナ問題でも国際連系が上手く出来ているのだ。さらにはスパイ防止法の早急成立が望まれる。そうでないと日本は丸裸にされてしまうのだ。
安倍氏の葬儀は朝日が出せなかった。だが、日本を貶める報道を繰り返し戦後の国際関係の中での地位を脅かし続けたのは朝日だ。日韓関係然り、日中関係然りだ。朝日は中国に対して甘かった、それは若宮氏が生前中国に行ったのは著作の中国語版の出版記念に出るためだったということでも分かるではないか。クオリティー・ペーパーの朝日の主筆がそのためにノコノコ中国に行くなんて、私は中国の味方ですというようなものではないのか。
日本を貶め続けた朝日の「葬儀」は我々国民が出さねばならない。意外に早いかも知れないな。
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