真鍋淑郎氏ら3名にノーベル賞。温暖化予測モデルを開発が授賞理由。だがこの功績を政治利用するやからには要注意だ。

 真鍋叔郎氏が今年度のノーベル賞を受賞した。地球温暖化の予測モデルを開発したことが理由だ。二酸化炭素の増大が地球の温暖化に影響することを数値モデル化したのだ。1969年の論文が最初というから50数年前の研究がスタートになっている。その頃は地球温暖化など誰も見向きもしなかったが、温暖化が現実のものとなって今では世界がCo2削減に取り組むようになった。まさに時代の要請の表れでもある。
 真鍋氏は世界で一番スーパーコンピューターを使った研究者ともいわれている。それもそのはず地球全体を細かなメッシュ状に数十万に区切りそれらの相互関係を見るわけだから、計算が早くないと使い物にならないのだ。氏の開発段階でのコンピュータの性能は今のケータイよりもはるかに劣るから、できるだけ高性能のコンピューターを使うそのカネの工面だけでも大変だったろう。その点ではアメリカの方がはるかに環境が良いし雑用も少なく済んで研究に専念できるだろう。
 真鍋氏の受賞で日本人のノーベル賞受賞者は30名になった。もっとも平和賞としてどこかの団体が入っているようだ。ノーベル賞の分野で受賞者がいないのは経済学賞だけになった。日本の経済学そんなに弱いのかな。もっとも金融工学の基本理論でブラックとショールズが経済学賞を獲得したがその基になった理論は日本人の伊藤清氏だ。伊藤氏も同時受賞でおかしくはなかったのだが。
 地球はいまこそ温暖化しているが、地球誕生以来ずっと温暖化し続けたわけではない。数万年前には全球結氷という時代があった。その後氷河時代が終わると少しずつ暖かくなった。だが、それでも暑い時期、寒い時期を交互に繰り返してきた。この変化をCo2だけで説明できるのだろうか。どうやら宇宙線とか太陽の黒点活動も大きくかかわっているようなのだ。海と空ばかりではなく宇宙も考慮しなければならないかもしれない。
 真鍋氏の功績は大きい。しかしこれからはノーベル賞のお墨付きをもらったことで、それが政治的悪用されないか危惧している。発電で自然エネルギーをもっと活用するというのは確かに良いことだろう。だが、風力発電に適していない国もあるし太陽光も十分でない国もあるだろう。特に太陽光は日本に果たして適した発電法なのだろうか。
 広い面積を必要とするわりには発電量が低い。日本のように人が住める面積が少ない国では山間部まで開発しなければならない。そうなると熱海の例にように土砂崩れなど招きかねない。それに太陽光にしろ風力にしろ天気任せでは安定した発電元にはならない。石炭火力発電は安定しているが、もう使わないというのはおかしい。どこかの国が自国有利な提案をしているとしか思えない。それに設備の廃棄後どう処理するかそこまで考えてやらないといけないはずだが、その点全く問題にされていない。
 真鍋氏の功績を政治利用することだけはやめてほしいものだ。

"真鍋淑郎氏ら3名にノーベル賞。温暖化予測モデルを開発が授賞理由。だがこの功績を政治利用するやからには要注意だ。" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント